Step3 バイクを知る【概要・アイテム・練習法を学ぼう】

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トライアスロンのバイクパートは3種目の中で最も競技時間が長い種目です。また、バイク本体をはじめ、必要なアイテムも多く、初心者がトライアスロンを挑戦する際のハードルの一つと言えるでしょう。

この記事では、トライアスロンのバイクパートの紹介、必要なアイテム、オリンピックディスタンスを走り切るための練習法など、主にこれからトライアスロンに挑戦する方へ向けて、バイクパートをクリアするために必要な情報・アイテム・練習法を紹介しています。

この記事のポイント
  • ロードバイクは3種目の中で最も競技時間が長い
  • 初心者でも時速30~40kmは出るので安全には十分に注意
  • 交通ルールを厳守

トライアスロンのバイクパートとは

自転車のロードレースというと、ツール・ド・フランス、ジロ・デ・イタリアなど、一度は耳にしたり、映像を見たことがある方が多いのではないでしょうか。

そういったロードレースとトライアスロンのバイクパートとの最も大きな違いは、集団で走るかどうかという点です。

一般的なロードレースはゴール直前まで集団走が続くことが多いです。これをドラフティングと言い、集団で走行することで周りの選手が風除けとなり、走行中の空気抵抗を大幅に減らすことが可能となります。

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集団の先頭が最も空気抵抗を受けるため、先頭はどんどん入れ替わっていきます。

一方トライアスロンでは、集団で泳いでいたスイムパートとは一転、基本的に集団走行が禁止されています。

プロレースでは禁止ではないのですが、一般のレースでは自分の力で完走することに重きを置いていること、そして安全のために、バイクパートでは一定の距離を保って走行することがルールで定められています。

また、トライアスロンのバイクパートは、3種目の中で最も競技時間が長い種目です。

オリンピックディスタンスでの距離は40kmで、大体多くの方が1時間半前後で完走することができます。実はこれはレース全体での競技時間の半分程を占めています。

さらに最も長いアイアンマンともなると、距離は180km、時間にして6~8時間程にもなり、こちらも総競技時間の半分程を占めます。

トライアスロンは3種目の競技を連続して行いますが、それぞれの競技時間は決して同じではないため、最も多くの時間を占めるバイクパートは、完走する上で非常に重要であることがわかるかと思います。

バイクアイテム

トライアスロンに挑戦するために、バイクパートでまず必要なアイテムはこちらです。

最初に必要なバイクアイテム
  • バイク
  • ヘルメット
  • サングラス
  • サイコン
  • バイクシューズ
  • ビンディングペダル&クリート
  • サイクルジャージ
  • グローブ
  • ドリンクボトル&ボトルゲージ
  • 空気入れ
  • 多機能六角レンチ

たくさんありますね。3種目の中で最も多くアイテムを使用するバイクパートの準備はトライアスロン最初のハードルです。

そのため、最初は全てを揃えるのが大変ではありますが、どれも完走のために必要な相棒たちですので、ぜひとも練習のモチベーションが上がるお気に入りの品を楽しんで探してみましょう。

こちらの記事でより詳細な紹介をしています。

バイクアイテム

レース本番、練習中を問わず、ロードバイクでの事故は誰にでも起こる可能性はあります。時速30~40kmの走行中に落車や衝突、転倒してしまうと、大怪我する可能性があるのはもちろん、場合によっては命に関わることもあります。

自分の身を守るために、特にヘルメットやサングラスといった直結するものについては、決してケチらずに安全性、信頼性の高い、評判の良いメーカーの品を購入しましょう。

練習メニュー

バイクの練習方法は、まずはロードバイクに慣れること。そして走行距離や時間をどんどん伸ばしていくことです。

具体的な目標としてはこちらです。

バイクの目標
  • ロードバイクの操作に慣れる
  • 50km走り切る
  • DHバーを装着して走る

速く走ることに重きを置いているロードバイクは、ハンドルがドロップハンドルという特徴的な形をしていたり、変速ギアが非常に多くあったりと、一般的なママチャリとは操作性も乗り心地も全く異なります。

そのため、最初は操作に慣れず恐怖を感じるかもしれません。乗り始めたばかりの頃は、家の周りなど、人通りや車通りが少なく安全な場所で練習し、少しずつ操作を覚えて走る距離を伸ばして行きましょう。

0ヶ月目

まず練習に入る前に、必要なアイテムを準備しましょう。特にバイク本体は、購入してから納車までに時間がかかる場合もあるので、レースの日から逆算して早めに手に入れましょう。

このタイミングで練習場所も探しておくと今後の計画が立てやすくなります。つまりはサイクリングロードですね。

都内であれば、荒川や利根川、多摩川の河川敷はサイクリングコースもあって道幅が広く、見晴らしも良いので練習する際にオススメです。

埼玉県戸田市にある彩湖という調整池もサイクリストの間では練習場所として有名で、週末になると多くのサイクリストで賑わっています。

1ヶ月目

1ヶ月目の目標
  • ロードバイクの操作に慣れる
  • バイクシューズとビンディングペダルを装着して走る
  • 10km走りきる

まずはロードバイクに乗ってみて、ママチャリなどの自転車との違いを体験してみましょう。

最初はフラットペダルで全く問題ありません。ブレーキターンギアチェンジがスムーズできるように練習しましょう。

慣れてきたら少し遠くまで行ってみたり、のんびりとツーリングしても良いですね。ビンディングペダルとバイクシューズを使用してのライドも1ヶ月目に体験してみましょう。

この際に注意が必要なのは、必ずヘルメットをつけることです。短い距離でも、転倒した際の衝撃は変わらないので絶対に装着しましょう。

1ヶ月目の目標は、ロードバイクで10km走り切ることです。人通りや車通りが全くない道10kmというのもなかなかないので、最初に見つけていた練習場所で乗るようにしましょう。

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操作に慣れるまでは危険なので、ビンディングペダル&バイクシューズで車や歩行者が多い市街地を走ることは避けましょう。

2ヶ月目

2ヶ月目の目標
  • 40km走り切る

2ヶ月目は走行距離や時間を徐々に伸ばして行きましょう。

最終的には、レースと同じ距離である40kmを走り切ることが目標です。

スイムやランのトレーニングもしっかりと並行して行えているようであれば、身体能力はどんどん向上しているはずですので、40kmまで順調に距離を伸ばして行けるはずです。

雨の日は危険なので屋外でのライドは避けましょう。スポーツジムにあるエアロバイクでの練習でも全く問題ないですし、思い切ってオフにして、YouTubeなどでロードレースやトライアスロンの動画を観てモチベーションを上げるというのもオススメです。

少しずつでも継続してトライアスロンに触れていくのが大事なのです。

3ヶ月目

3ヶ月目の目標
  • 50km走り切る
  • DHバーをつけて走ってみる

3ヶ月目になると、これまでしっかりとトレーニングを積んでいる方であれば、40kmのライドにはもはや抵抗感はなくなっていることでしょう。

そこで、レース以上の距離である50kmを走り切ることを目標とします。

これは、レース以上の距離を走ることで自信をつけるため、そして身体が疲れた状態でもしっかりと漕ぐことができるようになるためです。

実際のレースではスイムの後に走るため、体力が万全の状態で走れないこともあり、練習段階から慣れておきましょう。

DHバーを装着しての練習もこのタイミングで実施しましょう。

DHバーとは、ダウンヒルバーの略称で、ハンドルに取り付けて使用するアイテムです。パッドに肘を置くことで前傾姿勢が取られ、空気抵抗を大きく減らすことができます。このような性質から、ドラフティング(集団走行)が禁止されているトライアスロンで主に使用されています。

空気抵抗とともに体力消費も減らすことができるので、レース本番ではぜひとも使用したいアイテムです。しかし、DHバーはブレーキやギアから手が離れてしまい、慣れない内は非常に危険ですので、レース前に必ず見通しの良い広い場所で練習し、操作に慣れてからレースに臨みましょう。

ロードバイクに乗る際に常に心がけてほしいのが、自転車は道路交通法上は軽車両だということです。

そのため、遵守すべきルールは法令で明確に定められています。具体的には歩道ではなく車道の左側通行が原則となり、無灯火、傘さし運転、信号無視、一時停止といった違反は刑罰規定が定められています。

このように厳格に定められているのは、自転車は場合によっては死亡事故にもつながる危険もあるためです。

法令はもちろんのこと、交通マナーに反した走行をしてしまうと、サイクリストやトライアスリート全体に悪い印象がついてしまいます。自分や周りの身を守り、トライアスロンを思いっきり楽しむためにもくれぐれも交通ルールを遵守しましょう。

最後に

トライアスロンのバイクパートは最も競技時間が長く重要な競技ですが、自転車に乗れる人であれば、オリンピックディスタンスの40kmは誰でもトレーニングすることで達成可能な距離です。

少しずつアイテムを揃え、着実に練習を積み重ね、トライアスロン完走という目標を達成しましょう。

そして、くれぐれも交通ルールを遵守し、楽しいトライアスロンライフ、そしてサイクリストライフを送ってください。

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