トライアスロンに挑戦して困った5つのこと

困った5つのこと

トライアスロンを始めてから、体力や自己肯定感の向上、多くの素敵な方々との出会いなど、良いことがたくさんありました。

そんな最高のスポーツトライアスロンですが、良いことばかりではなく困ったこともいくつかありました。

そこでこの記事では、トライアスロンに挑戦してから遭遇した5つの困ったことをまとめてみました。

この記事でわかること
  • トライアスロンを始めて困ったことは何か
  • トライアスロンをより楽しむためにはどうしたらいいのか
  • 日常生活とトライアスロンのバランスはどのようにとったらいいのか

時間が足りない

①時間が足りない

まず圧倒的に感じた困ったことはこちら、「時間が足りない」ことです。

トライアスロンはスイム・バイク・ランの3種目があります。そしてそのトレーニングも3種目を行う必要があります。そのため、3種目ものトレーニングを行うための時間を捻出するのが非常に大変なのです。

特に、フルタイムで仕事をしていると、仕事との両立が非常に大変です。平日の日中は仕事をしているため、平日は早朝か仕事後の夜にトレーニングをするしかありません。

私もレース前は週5〜6日くらいでトレーニングを行っているため、平日のトレーニング時間確保が非常に重要な課題でした。

また、2年前に子供が生まれたのですが、子供が生まれてからは更に家庭とのバランスが求められます。

平日の朝は子供に起こされて相手をし、夜はお風呂に入れたり寝かしつけたり。休日は朝から一緒に遊んだりと、なかなか自分の時間を確保するのが難しい方も多いのではないでしょうか。

このように、トライアスロンを続ける上で時間の捻出は常につきまとう課題なのです。

困らないためには

まず第一に日々の生活を見直してトレーニング時間を確保するように努めましょう。

例えば、日々の生活を記録して見える化すると、削れる時間は意外とたくさんあることに気付くはずです。仕事も効率化してなるべく早く切り上げられるようにして、平日もトレーニング時間を確保できるようにしましょう。

子供がいたり家庭のある方は、家族の理解をしっかりと得ることが重要です。

例えば、平日は週に2日はトレーニングさせて欲しいといったことや、休日は3時間だけトレーニングに充させて欲しいなど、具体的な時間や内容を家族と相談し、その分それ以外の時間は家事や育児をしっかりとやるなど、メリハリを持って過ごすことができれば、きっと家族の理解も得られますし、トレーニング時間を捻出することは不可能ではありません。その際に重要なのは、家庭とのバランスをしっかりと意識することです。

トライアスロンを優先しすぎて家庭不和となってしまうことは本末転倒なので、トレーニングと家庭とのバランスを大切にしましょう。

お金がかかる

②お金がかかる

トライアスロンはとても楽しいスポーツではありますが、やはりある程度のお金がかかります。

まず機材にお金がかかります。

例えば、バイクは安いものでも10〜20万円程ですし、TTバイクともなると100万円以上はザラです。更に3種目あるため、ラングッズやスイムグッズなど多数の機材を購入する必要があります。

また、レースに出場するためにはエントリーフィーがかかりますし、遠征ともなると交通費や宿泊費もかかってしまいます。

このように、トライアスロンはどうしてもある程度の支出が避けられないスポーツなのです。

困らないためには

まず、機材を大切に使用して余計な出費を出さないことが重要です。

トライアスロンの機材である程度のお金がかかるのはバイクやランニングシューズですが、それらは使用するにつれて消耗していきます。ですが、しっかりとメンテナンスして大切にすれば長く使用することができ、不必要な出費を避けることもできます。

また、仕事を頑張ってお金をたくさん稼ぐことも大切です。

あまり仕事の時間を増やしすぎるとトレーニング時間が減ってしまうため、バランスが難しいところではありますが、使えるお金を増やすために収入を増やすということも、トライアスロンを思いっきり楽しむための方法の一つです。

このように、支出と収入の両面を意識して日々の生活を送ることが、トライアスロンをより一層楽しむための秘訣です。

トレーニングをしないと落ち着かない身体になってしまう

③トレーニング中毒

トライアスロンは3種目あるので、全ての種目のトレーニングをバランス良く行うためには毎日のようにトレーニングを行う必要があります。

そのような生活を送っていると、毎日何かしらのトレーニングをしていないと落ち着かない身体になってしまう人も多いのではないでしょうか。

更には、トレーニングができない日はなんだか罪悪感や焦燥感を感じるようにもなってしまう可能性すらあります。

こうなってしまうと、日常生活にも悪い影響を及ぼす可能性があるので注意しましょう。

例えば、トライアスロンのトレーニングを優先しすぎて仕事に集中できなかったり、家庭不和となってしまうこと。そして、後述しますがトライアスリート以外の人間関係が希薄となってしまうことなどです。

プロではなく趣味として楽しむアマチュアトライアスリートである以上、トライアスロン以外の生活もとても大切な人生の一部です。日々の生活やトライアスロン以外のことも決してないがしろにしないよう生活することが重要です。

困らないためには

休息もトレーニングの一部であるということを意識しましょう。

トライアスロンを始めたばかりだと、トレーニングをすればするほどタイムもどんどん向上するため、ついついトレーニングに熱中しがちです。しかし、筋トレで傷ついた筋肉を休ませることでより強くなる超回復と同じように、適度な休息をとることで、心身ともに休ませることができ、次のトレーニングへの集中力や活力を蓄えることができます。このように、休息も立派なトレーニングの一部なのです。

また、休息の際にはトライアスロンとは全く関係ないことをするのもオススメです。例えば映画をみたり、買い物をしたり、旅行に行ったりしてみるのも良いかもしれません。トライアスロン以外のものにもたくさん触れて、より深みのある人間へと成長しましょう。そのような経験や体験が、きっとトライアスリートとしてのあなたも助けてくれるはずです。

家にモノが増える

④モノが増える

トライアスロンは数多くの機材や道具を使用するスポーツです。

そして、トライアスロンにハマればハマるほど、どんどん新たな機材や道具が欲しくなりがちです。バイクグッズやオシャレなランニングウェアなど、一度火がついた欲求はなかなか止まりません。そうなるとトライアスロン関係のモノが増えて、部屋を圧迫するという状況になってしまいます。

私も家にトライアスロングッズがたくさん増えてしまい、奥さんによく片付けろと言われています。家庭のあるトライアスリートは、皆同じような状況ではないでしょうか。

家にモノが増えると家族とのケンカの原因になりがちです。趣味に熱中するのは良いことですが、家族に迷惑がかからないようにくれぐれも注意しましょう。

困らないためには

整理整頓を徹底しましょう。

たくさんモノがあるということは、その分長い間使っていないモノもきっと多いはずです。

使うものだけ手元に置いておく、使わないものは思い切って処分したりフリマサイトで売却したりする。これを意識するだけで、部屋の中はかなりスッキリします。

整理整頓してみると、意外と使ってないものがたくさんあることに気付くはずです。

使うものだけ手元に置いておくことは、モノを探す手間も省けて作業効率化にも役立つので、是非とも定期的に整理整頓をしてみましょう。

トライアスリート以外との関係が希薄になる

⑤関係希薄化

トライアスリートは、トレーニングやレースなど、トライアスロンに費やす時間が多いため、それ以外のことに費やす時間が非常に少なくなってしまいがちです。

そうなると、トライアスリート以外との付き合いも少なくなりがちなので要注意です。

特に家族がいる方は、家族との時間は大切にしましょう。我々がトライアスロンを楽しむことができるのも、家族の理解や応援があってのことです。レースで通り過ぎる一瞬の応援のために時間を割いてくれて、ゴールを自分のことのように喜んでくれる家族の存在は何者にも代えることはできません。

結局のところ、周りの応援あってのトライアスロンなので、損得関係なく付き合ってくれる人との繋がりは大切にしましょう。

困らないためには

意識してトライアスリート以外との繋がりを大切にしましょう。

我々はトライアスリートである前に1人の人間です。人との繋がりを蔑ろにして生きることはできません。そして、人との繋がりは人生をより味わい深いものへと醸成してくれます。

③休息の項目でも述べたように、例えば休息日にはトライアスロンに関係ない方と過ごすなど、うまくバランスをとって、人生をより深く楽しむことが、結果的にトライアスロンをより深く楽しむことに繋がるのではないでしょうか。

まとめ:トライアスロン沼に要注意

トライアスロンを始めて、新たな出会いや発見など楽しいこと良かったことがたくさんあった一方で、このように困ったこともありました。

どんなことでもバランスが重要です。多くの時間やエネルギーやお金を費やすトライアスロンでは特にそれを意識する必要があると感じました。

トライアスロンは個人競技ではありますが、レースの運営団体やレース会場の地元の方々、家族友人の応援など、数多くの関係者のご協力があって成り立っています。

決して視野が狭くならないように、日常生活とのバランスを上手く保って、楽しんで思いっきりトライアスロンに取り組めると良いですね。

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kan
東京で働く30代のサラリーマントライアスリート。 5kmを走るのがやっとのところから練習を開始し、2019年に総距離226kmのロングディスタンスを完走しました。 現在は世界選手権を目指してトレーニングに勤しむ毎日。 トライアスロンの楽しさ、知識、ノウハウを発信しています。