トライアスロン挑戦のために最初にすることは?

最初の一歩を踏み出している人

こんにちは、フルタイムワーカートライアスリートのkanです。

トライアスロンの楽しさを多くの方に伝えたいという思いのもと、当ブログを運営しております。

今回のテーマは「最初にやること」

トライアスロンはスイム、バイク、ランと3種目の競技を一度に行う必要があるため、準備しなくてはいけないこと・モノが多く、初心者の方にとってはトライアスロン挑戦のハードルの一つとなることが多いです。

今回の記事では、主に初心者の方が直面するこの多い、「まず何をしたら良いかわからない」という疑問にお答えします。

この記事を読んで、是非ともトライアスロン挑戦への第一歩を踏み出してみてください。

この記事のポイント
  • トライアスロン挑戦を決めたらまず最初にすることはレースへのエントリー
  • ゴールを設定してから達成する方法を考える
  • 一歩踏み出してみて取り組みながら試行錯誤することが重要

最初にゴールを設定する

トライアスロンというと、やはりまだまだ敷居が高いと感じる方も多いのではないでしょうか。

レースはある程度運動ができるようになってから。仕事が落ち着いてから。もうちょっと体重を減らしてから・・・などなど。やると決めたはいいものの、挑戦するタイミングを見計らっている方も多いのではないかと思います。

しかし、まず初めに「挑戦するレースを決めてエントリーをしてしまう」ことをオススメします。

例えば仕事の場合で考えてください。何か新たなプロジェクトが始まる際、万全な準備をしてからゴールを決めたりしないですよね。それに、そもそもゴールが決められないとそれに向けての具体的な準備をすることもできません。

同じように、トライアスロンでも、ゴール、つまり挑戦するレースを先に決めて、それを達成するための方法を考えることが正しい順番となります。

練習や用具の準備など、やることは沢山ありますが、先にエントリーして挑戦するレースを決めることで、逆算して計画することができるようになります。

更に、ゴールを最初に設定しないと、集中力が切れてしまうというリスクもあります。

トライアスロンは非常に楽しいスポーツではありますが、地道に継続して練習することが不可欠です。そして、日常からあまり運動をされていなかった方の場合、やはりトレーニングを開始した当初は体力的にツライ部分もあるかと思います。

具体的に挑戦するレースも決まっていない、トレーニングをしても苦しいしあんまり成長している気もしない、仕事も忙しく疲れてしまっている。そのような状況で、ゴールを定めず長期間トレーニングを継続できる方は相当少ないでしょう。

つまり、最初にレースへのエントリーをすることが、いつまでに何をすればよいかをより具体化するための第一歩となるのです。

練習はエントリーしてからでも十分間に合う

前述の通りまずはエントリーをして、具体的な練習方法や用具についてはそれから考えることが重要です。

しかし、エントリーしてから準備するようでは間に合わず、本番レースで恥をかいてしまうのではないか。そんな不安をお持ちになるのも当然かと思います。

心配ご無用です。

トライアスロンのエントリーはかなり前から開始され、レースによっては半年程前には締め切ってしまうケースもあります。そのため、エントリーしてからでも3~6ヵ月程度は時間が確保できるので、そのくらいの期間があれば十分用具の準備やトレーニングをして本番に備えることは可能なのです。

また、最初に挑戦するレースは、スプリントディスタンスオリンピックディスタンスがオススメです。初レースでミドルやロングに挑戦する方も極稀にいますが、距離に比例して難易度や練習量も増加するので、最初は避けた方が良いでしょう。

練習に取り組む内に、徐々に長い距離を走れたり泳げるようになりますが、それに併せてレースの距離もより自分にとって現実的なものとなります。

そういった中で、ミドルディスタンスの113kmやロングディスタンスの216kmという距離は、どんどんとてつもないような距離に感じられるようになり、練習途中で意気消沈。最悪心が折れてトライアスロンを諦めてしまうといったことも十分に考えられます。

まずは「トライアスロン完走」という目標を達成するためにも、今の自分にとっては高いハードルだけど、十分実現可能な取り組みを行うことがトライアスロンを楽しむ秘訣でもあります。

kan

オリンピックディスタンスなら半年程度練習期間があれば十分完走可能です!

“ポチってから考える”の精神は大事。

一歩踏み出してみることが重要

エントリーをすることで、いよいよあなたは挑戦するしかなくなりました。つまり、逃げ道をなくすという意味でもまず最初にエントリーをすることは重要なのです。

トライアスロンの練習は一人で行うことが多いです。更に同じトレーニングを何度も繰り返したり、成長が少しずつだったりと、心が折れそうになる瞬間は何度も訪れます。

人間は誰しも誘惑に負けがちですので(少なくとも私はそうです。。)、そんなときに逃げ道があると、ついつい逃げたくなってしまう可能性も十分にあります。しかし、最初にエントリーをすることで、ある意味強制的に逃げ道をなくし、”挑戦しない”というという選択肢をそもそも無くすことができるのです。

そうなったからには、もうやるしかないですよね?

また、情報を集めやすくなるというメリットもあります。

エントリーをすることで、”挑戦する”ことがより現実的になります。すると、自分の中でトライアスロンに対するアンテナが張られ、情報が不思議とどんどん集まってくるようになります。

例えば、ある映画で主役をしている俳優のファンになってからというもの、CMや広告などでやたらとその俳優の登場に目を引かれるようになったり、以前と流れている内容は変わっているわけではないのに、登場回数が一気に増加しているように感じる。そんな経験は誰しも1度や2度はあるのではないでしょうか。

これは、脳がその俳優を意識することでアンテナが張り巡らされ、これまで見逃していたり、気にしていなかった情報を無意識の内にキャッチするために生じる現象だそうです。

これと同じことが”エントリー”という行動により生じるようになり。これまで意識していなかったトライアスロン情報をどんどんキャッチできるようになります。

情報を多くキャッチできるということは、それだけ自分にとって現実的なものとなり、より実現可能性が高まるようになるとも言えます。

トライアスロン関係の情報が、思ったより多く世の中に溢れていることにきっと驚くでしょう。

時間は限られている

ありきたりな話にはなりますが、人生は有限です。

“いつか”、”上手になってから”と思っていたらいつまでも実行することはできません。

まず一歩踏み出して挑戦してみて、やりながら試行錯誤して、少しずつできることを増やしていけばよいのです。

「トライアスロン挑戦」というハードルは高いかもしれませんが、紐解いていけば一つ一つのアクションはそれほど難しいものではありません。

「やりたいことがある」というのは幸せなことだと私は考えているので、ぜひともできない理由ではなく、どうすればできるかと考えてみてください。

最後に、新たな挑戦をする際に私が心の支えとしている徒然草の言葉を贈ります。

能のうをつかんとする人、「よくせざらんほどは、なまじひに人に知しられじ。うちうちよく習ひ得えて、さし出いでたらんこそ、いと心にくからめ」と常に言ふめれど、かく言ふ人、一芸も習ならひ得うることなし。

これから芸を身につけようとする人が、「下手くそなうちは、人に見られたら恥だ。人知れず猛特訓して上達してから芸を披露するのが格好良い」などと、よく勘違いしがちだ。こんな事を言う人が芸を身につけた例しは何一つとしてない。

徒然草 第百五十段(https://tsurezuregusa.com/150dan/)
kan

周りの声や顔色は気にせず、自分のやりたいと思うことに挑戦しよう!

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ABOUT US
kan
東京で働く30代のサラリーマントライアスリート。 5kmを走るのがやっとのところから練習を開始し、2019年に総距離226kmのロングディスタンスを完走しました。 現在は世界選手権を目指してトレーニングに勤しむ毎日。 トライアスロンの楽しさ、知識、ノウハウを発信しています。